キャッシュレス決済一覧(2019年時点)
独自の電子マネーや独自のスマホ決済など、キャッシュレス決済の手段が乱立しています。将来的にはいくつかに集約されていくのかもしれませんが、2019年時点の一覧をまとめます。
QRコード・バーコードによるスマホ決済
PayPay(ペイペイ)
PayPay(ペイペイ)は、銀行口座からのチャージによる前払い、または、紐づけたクレジットカードによる後払いで利用する決済サービスです。PayPayは、ソフトバンクとヤフーが2018年10月に開始しました。インドのPaytmがノウハウを提供しています。
楽天ペイ
楽天ペイは、紐づけたクレジットカードによる後払いで利用する決済サービスです。楽天ペイを利用すると楽天スーパーポイントで支払うことが出来るので、楽天スーパーポイントを有効に消費したい人にとってはマストなアプリと言えるかもしれません。楽天ペイを利用すると、ポイント還元率に応じてさらに楽天スーパーポイントが貯まります。楽天カードを登録するとポイント還元率が高くなるなど、楽天のサービスを利用している人にはお得な支払方法です。楽天ペイは、楽天が2016年10月に開始しました。
LINE Pay
LINE Payは、あらかじめ銀行口座などからチャージすることで、加盟店での買い物、LINE友だちへの個人間送金などに使える決済サービスです。友だち同士の割り勘も簡単にできて便利です。LINE Payを利用すると、LINEポイントが貯まります。LINE Payは、LINEが2014年12月に開始しました。
メルペイ
メルペイは、銀行口座からのチャージで利用する決済サービスです。また、メルカリの売上金で支払いができる点が特徴的です。メルペイは、メルカリ100%子会社の株式会社メルペイが2019年2月に開始しました。
Origami Pay(オリガミペイ)
Origami Pay(オリガミペイ)は、紐づけたクレジットカードによる後払い、または、紐づけた銀行口座から即時引き落としで利用する決済サービスです。ポイント還元はありませんが、買い物時に割引が受けられる点が特徴的です。Origami Payは、Origamiが2016年5月に開始しました。
d払い
d払いは、紐づけたクレジットカードによる後払い、または、ドコモユーザーなら携帯電話料金と合算払いで利用する決済サービスです。利用するとポイント還元率に応じてdポイントが貯まります。d払いは、NTTドコモが2018年4月に開始しました。
au PAY
au PAYは、事前にau WALLET 残高にチャージ(入金)して前払いで利用する決済サービスです。au WALLET 残高にチャージするには、au WALLET アプリ、クレジットカード、現金などの方法があります。au PAYで支払うと、支払い毎にau WALLET ポイントが貯まります(通常は税込200円毎に1P、au スマートパスプレミアム会員は税込200円毎に3Pとお得)。au PAYは、KDDIが2019年4月から開始しました。
ファミペイ
ファミペイは、ファミリーマートが2019年7月に開始する予定のバーコード決済です。独自の電子マネー「ファミペイ」も導入される予定です。ファミペイ開始にともなって、2019年5月31日をもってファミマTカード(ポイントカード)の店頭発行は終了となります。
ALIPAY(アリペイ/支付宝)
ALIPAY(アリペイ/支付宝)は、アリババが2004年12月に中国で開始したスマホ決済サービスです。アジアからの日本への訪問者が増えている影響もあり、日本でも導入する店舗が増えています(公式サイトによれば、日本でのアリペイ加盟店数が30万を突破)
WeChatPay(ウィーチャットペイ/微信支付)
WeChatPay(ウィーチャットペイ/微信支付)は、テンセントが2013年8月に中国で開始したスマホ決済サービスです。ニュースサイトのサーチナによれば、中国で最も多くのアクティブユーザーがいるモバイル決済とされるようです。
ゆうちょPay
ゆうちょPayは、スマホのアプリで利用する決済サービスです。アプリにゆうちょ銀行の口座を登録することで、利用代金がゆうちょ口座から即時引き落としされます。支払時には、QRコードを読み取ることで支払完了となります。ゆうちょPayは、2019年5月にゆうちょ銀行が開始しました。
※2019年5月8日(水)から9月30日(月)までの期間、「ゆうちょPay デビューキャンペーン」が実施されています。
J-Coin Pay
J-Coin Payは、QRコードを使った銀行口座が直結するスマホ決済アプリです。みずほ銀行が提供するアプリですが、みずほ銀行の口座保有者だけではなく、提携する多数の金融機関の預金口座保有者が、個人間送金や店舗での決済などで利用できます。J-Coin Payは、2019年3月に開始しました。
YOKA!Pay
YOKA!Payは、福岡銀行が提供するスマホ決済サービスです。ユーザーのスマホアプリと銀行口座を連動させ、YOKA!Pay加盟店での支払い時に即時で口座引き落としすることで決済が完了します。
pixiv PAY
pixiv PAYは、QRコードを使ったスマホ決済アプリです。pixiv PAYの特徴は、個人的に制作した作品などを売買する場面が想定されている点にあります。例えば、即売イベント会場で出品者側のスマホでQRコードを表示して、それを購入者側のスマホで読み取ってもらうことで支払いが完了します。作品を購入してくれた人全員に、出品者側からメッセージを送る機能もあります。公式サイトでは、マンガで使い方を紹介しています。
7pay(セブンペイ)
7pay(セブンペイ)は、セブン&アイによるバーコード決済サービスです。株式会社セブン・ペイの公式サイトによると、2019年7月よりサービス開始予定です。
非接触型IC決済サービス(スマホ端末・ICカード)、電子マネー
非接触型のスマホ決済とは、スマホ画面にQRコードなどを表示させるのではなく、スマホの端末それ自体がICカード変わりとなります。
Apple Pay(アップルペイ)
Apple Pay(アップルペイ)は、非接触型のスマホ決済です。iPhone 7以降や、Apple Watch 2以降などのアップル製の端末にクレジットカードを登録することで、iPhoneやApple Watchを財布代わりにして使うことができるようになります。Apple Payは、アップル社が2014年10月に開始しました。
楽天Edy(ラクテンエディ)
楽天が2001年11月に開始。チャージによる前払い。楽天スーパーポイントが貯まる。
iD(アイディ)
iD(アイディ)は、事前にチャージして使うプリペイド式、紐づけたクレジットカードによる後払い式、銀行口座から即時引き落としデビット式の3つ支払い方式に対応した電子マネーです。iDは、NTTドコモが2005年12月に開始しました。
QUICPay(クイックペイ)
QUICPay(クイックペイ)は、お店の端末にカードやスマホをかざすだけで支払完了する非接触型の決済サービスです。紐づけたクレジットカードによる後払い方式です。QUICPayは、JCBが2005年4月に開始しました。
Suica(スイカ)
Suicaは、鉄道やバスなどで利用できるJR東日本のICカードとして広く普及していますが、加盟店での買い物に利用できる電子マネーの名称でもあります。Suicaカード、または、モバイルにチャージしてから使うプリペイド式の電子マネーであり、利用額に応じてJREポイントが貯まります。Suicaは、JR東日本が2004年3月に開始しました。
WAON(ワオン)
WAON(ワオン)は、WAONカード、または、モバイルにチャージしてから使うプリペイド式の電子マネーです。イオンなど加盟店でWAONで支払うと、WAONでの支払い200円(税込)ごとにWAONポイントが1ポイント(1円相当)が貯まります。WAONは、イオンが2007年4月に開始しました。
nanaco(ナナコ)
nanaco(ナナコ)は、nanacoカード、または、モバイルにチャージしてから使うプリペイド式の電子マネーです。セブン・イレブン、イトーヨーカドーなど加盟店でnanacoで支払うと、nanacoでの支払い200円(税抜)ごとにnanacoポイントが1ポイント(1円相当)が貯まります。nanaco(ナナコ)は、セブン&アイが2007年4月に開始しました。
※2019年6月30日までは100円(税抜)ごとに1nanacoポイント付与でしたが、2019年7月1日(月)より200円(税抜)ごとに1nanacoポイント付与となります。
その他の決済サービス(無人店舗・セルフ決済)
Amazon Pay(アマゾン ペイ)
Amazon Payは、Amazon.co.jpアカウントに登録されているクレジットカードによる後払いで利用する決済サービスです。Amazonでの買い物ではもちろん、Amazon Payに対応する他サイトでも商品やサービスの支払いに使えます。Amazon Payで支払うと、Amazonポイントが貯まります。Amazon Payは、Amazonが2018年8月に開始した電子決済サービスです。
ローソンスマホレジ(ローソンスマホペイ)
ローソンスマホレジは、来店客自身が商品のバーコードをスマホのカメラで読み取ることで買い物ができるセルフ決済サービスです。来店客側が事前にスマートフォンにローソン公式アプリをダウンロードしておく必要があります。店員の負担が軽減され、来店客はレジに並ばずに済むメリットがあります。2018年4月より「ローソンスマホペイ」として一部店舗で開始され、2019年3月1日より「ローソンスマホレジ」へと名称変更しました。
金融ベンチャーによるアプリ・決済サービス
マネーフォワード ME
スマホユーザー向けの家計簿アプリ。スマホにアプリをダウンロードして利用する。銀行口座・クレジットカード・電子マネー・ポイントカードなどを登録することができ、資産管理をまとめてできる。
finbee(フィンビー)
インフキュリオンが提供する自動貯金アプリ。
Curve
複数のクレジットカードを一括管理できる英国発のアプリ。
Paidy
事前登録不要、クレジットカード不要の消費者向け決済サービス。買い物の際はSMSによる認証を行う。クレジットカードを事前登録する必要がなく、メールアドレスと電話番号で決済完了する。支払いはコンビニと銀行振込で行う。
Coiney(コイニー)
店舗向けの各種決済(クレジットカード決済・電子マネー決済・WeChatPay決済・オンライン決済)の導入サービス。
Airペイ(エアペイ)
リクルートライフスタイルが提供する店舗向けの決済サービス。カードも電子マネーもQRコード決済も使える。Alipay、WeChat Pay、LINE Pay、d払いに対応。
Kyash(キャッシュ)
いつもの支払いが2%お得になるウォレットアプリ。
paymo (ペイモ)
paymo (ペイモ)は、AnyPayが2017年1月に開始した個人間決済に主眼を置いたわりかんアプリです。2019年5月30日にサービス終了しました。
pring(プリン)
無料送金アプリ。
Venmo(ベンモー)
PayPal傘下の個人間送金アプリ。アカウントが銀行口座と紐づけられており、割り勘や個人間送金が気軽にできる。Venmo友だちがどこでお金を使ったかを見られるSNSのような機能がある。