地域内でお金がまわる地域通貨・地域ポイント・地域決済

地域通貨・地域ポイント・地域決済

地域通貨・地域ポイント・地域決済など、地域限定で利用されるキャッシュレス決済が増えています。導入を進めるのは、地方銀行・信用金庫・地方自治体の産業振興課・商工会議所などです。

地域通貨・地域ポイント・地域決済には、ポイント還元やクーポン利用などのメリットが用意されていることが多く、地元で消費する機会が増えて地域内でお金をまわす効果が期待できそうです。

その一方で、地域通貨・地域ポイント・地域決済の乱立で支払い方法が複雑になり、ついていけない消費者や対応しきれない店舗も現れるのかもしれません。

千葉県木更津市「アクアコイン」

「アクアコイン」は、君津信用組合・千葉県木更津市・商工会議所などが取り組む電子地域通貨です。

アクアコインは、千葉県木更津市の加盟店で利用できます。木更津市産業振興課のウェブページによれば、加盟店は2018年12月12日現在で飲食店・スーパー・コンビニ・ドラッグストア・生花店・衣料品店・自動車販売店・クリーニング店・理容店・宿泊施設など、391店です。

チャージは君津信用組合の窓口等で行い、支払いの際には加盟店のQRコードを読み取ることで決済完了となります。

チャージ金額先着1.5億円までアクアコインポイント3%還元されるキャンペーンもあり、地元のお店を利用する人にとってはお得なメリットが用意されています。

http://kimishin.jp/電子地域通貨「アクアコイン」が10月1日スタート/

横浜銀行「はまPay」

「はまPay」は、横浜銀行が提供するスマホ決済サービスです。横浜銀行の普通預金口座を持っている個人客なら、スマホにはまPayアプリをインストールして、ユーザー情報・支払口座を登録することではまPayを利用できます。

支払方法は、店舗スタッフに「はまPayで支払います」と伝え、店側の提示するQRコードをはまPayアプリでスキャンすると支払金額が表示されます。支払金額に間違いがなければ「確定」をタップして支払完了となります。

はまPayで支払うと、登録した支払口座から即時で代金が引き落とされます。代金が即時で引き落とされるので、クレジットカードではなくデビットカードに近いサービスです。

はまPayを利用できるのは、はまPay加盟店に限定されます。はまPay加盟店は横浜市や東京に集中しているので、横浜銀行の普通預金口座を持っていて、かつ、横浜や東京の加盟店を利用する機会のある人向けのスマホ決済サービスと言えるでしょう。

https://www.boy.co.jp/kojin/benri/hamapay/

岐阜県高山市周辺「さるぼぼコイン」

「さるぼぼコイン」は、飛騨信用組合が発行する地域通貨です。岐阜県高山市周辺の加盟店で利用できます。

さるぼぼコインをチャージすると1%がポイント還元されるため、現金でそのまま支払うよりもお得になります。さるぼぼコインから現金への払い戻しも可能です。

https://www.hidashin.co.jp/coin/

香川県高松市「めぐりんマイル」

「めぐりんマイル」は、香川県高松市を中心とする地域共通ポイントです。

香川県の加盟店で買い物をすると、めぐりんマイルが付与されます。たまっためぐりんマイルは香川県の加盟店で利用でき、地産地消のコミュニティポイントとなっています。

https://www.0909megurin.com/

めぐりんマイルは「ご当地WAON」のひとつです。ご当地WAONとは、イオンのWAONシステムに相乗りして発行される地域限定の共通ポイントのことです。ご当地WAONは100種類を超える券種が発行されています。

ご当地WAONの一覧は、以下のページで紹介されています。

https://www.waon.net/card/region/list/

福岡銀行・熊本銀行・親和銀行「YOKA!Pay」

「YOKA!Pay」は、福岡銀行・熊本銀行・親和銀行の口座を持っている個人客が利用できるスマホ決済サービスです。2018年3月1日から福岡銀行で、2018年7月2日から熊本銀行・親和銀行でサービスを開始しています。

自分のスマホにYOKA!Payアプリをインストールした個人客が、加盟店のタブレット端末に表示されるQRコードをスキャンすることで決済完了となります。YOKA!Pay加盟店が発行するクーポンを利用できるなど、利用者へのメリットも用意されています。

YOKA!Payで支払うと、登録した支払口座から代金が即時で引き落とされます。代金は即時で引き落とされるので、クレジットカードではなくデビットカードに近いサービスです。

YOKA!Payには、横浜銀行のはまPayと同じ「銀行Pay」システムが採用されています。そのため、福岡銀行・熊本銀行・親和銀行の口座保有者が横浜へ行った際には、はまPayの加盟店でもYOKA!Payで支払えます。

今後、銀行Payシステムを採用する地方銀行が増えていけば、将来的には日本中に銀行Payで支払可能なエリアが広がっていく可能性があります。

鹿児島銀行「Payどん」

鹿児島銀行は、スマホ決済サービス「Payどん」を2019年6月より開始する予定です。

Payどんは、鹿児島銀行の口座保有者が利用できるスマホ決済サービスです。自分のスマホに専用アプリをインストールして画面にQRコードを表示させ、店舗側の専用端末で読み取ってもらうことで支払いが完了します。

鹿児島銀行はPayどんのシステム開発を他社に委託しておらず、自社で独自開発している点が特徴的です。