電子マネーがチャージされたカードを紛失したらどうなる?
Suicaや楽天Edyなどの電子マネーは、あらかじめカードに残高をチャージしておくことで、財布から紙幣や硬貨を出すことなくスマートに支払いが完了します。
電子マネーは、支払い機能を一枚のカードに集約できて便利ですが、仮にそれを紛失してしまうとどうなるのでしょうか。Suicaや楽天Edyなど、それぞれの電子マネーがチャージされたカードを落としたらどうなるのか、以下にまとめてみました。
Suicaを紛失した場合
My Suica(記名式)やSuica定期券は、紛失しても停止、再発行ができます。停止、再発行手続きをするには、Suica・PASMOエリア内(JR東日本)の主な駅やバス営業所の窓口へ行って、「Suicaの紛失再発行」サービスを受ける旨を申し出ます。窓口で運転免許証などの身分証明書を提示して、用紙に氏名・生年月日・性別・電話番号などを記入します。
Suicaの再発行には、再発行手数料510円と新しいカードのデポジット500円の、合計1,010円が必要となりますが、「Suicaの紛失再発行」処理をすることで、停止完了となった時点のチャージ残額が保証されます。
名鉄・名鉄バス・豊鉄の発行するmanacaを紛失した場合
記名式manaca、および、manaca定期券は、紛失しても、manaca取扱窓口で再発行できます。紛失再発行手続きをするには、本人の運転免許証などの公的証明書を持って「manaca取扱窓口」へ申し出ます。「manaca取扱窓口」とは、以下の場所を指します。
- 名鉄出札係員配置駅(蒲郡駅を除く)
- 名鉄名古屋駅サービスセンター
- 名鉄バスセンター
- 名鉄バス一宮出札
- 名鉄バス東岡崎出札
- 名鉄バス高蔵寺インフォメーション
- 豊橋鉄道渥美線の新豊橋駅、南栄駅、高師駅、大清水駅、三河田原駅
尚、電話で紛失再発行手続きをすることはできません。また、manaca再発行には、再発行手数料510円+新しいカードのデポジット500円=1,010円が掛かります。
再発行された新しいmanacaには、紛失再発行手続きによりカード使用停止措置が完了した時点のmanacaのカード残額・ポイント残額が移行されます。ただし、紛失再発行を申し込んだ場合でも、カード使用停止措置が完了するまでに第三者にmanacaを使用されてしまった損害分については補償されません。
名古屋市交通局の発行するマナカを紛失した場合
記名式マナカ、マナカ定期券は、チャージ残額や残ポイント、および、定期券の情報を引き継いで再発行できます。紛失再発行をするには「取り扱い場所」で手続きを行う必要があります。紛失再発行手続きを電話や郵送で行うことはできません。「取り扱い場所」とは、以下の場所を指します。
- 駅長室(上小田井駅、上飯田駅を除く。この2駅は名古屋鉄道の取り扱いとなる。)
- 交通局サービスセンター(定期券うりば)
- その他マナカ交通事業者窓口
紛失再発行の申請書に必要事項を記入して、本人の運転免許証などの公的証明書等と一緒に窓口に提示します。すると、再発行整理票が発行されて、紛失したマナカの使用停止措置が行われます。
紛失再発行申請の翌日以降14日以内に、取り扱い場所で再発行されたマナカを受け取ります。この際、再発行整理票、および、本人の運転免許証などの公的証明書等の提示が必要となります。また、マナカ再発行には、1,010円(手数料510円+デポジット500円)が掛かります。
Edyカードを紛失した場合
Edyカードを紛失した場合、すでにチャージされている楽天Edyは戻ってきません。また、すでにチャージされている楽天Edyの利用を停止することもできません。
Edyカードとは、楽天ポイントカードやEdy機能付き楽天カードなど、Edyが使えるカード全般を指します。券面デザインの種類が豊富ですが、Edyのロゴが印刷されているので見分けがつくかと思います。
Edyカードの紛失を届け出ても残額の払い戻しを受けられませんが、だからといってそのまま放置するべきではありません。第三者による不正なチャージを防ぐため、「Edyカードのチャージサービスの利用停止」をしておく必要があります。
Edyカードのチャージサービスの利用停止は、ウェブサイト上で申請することができます。以下のリンク先から、
- クレジットカードでのチャージを設定している場合
- 楽天e-NAVIでEdyチャージしている場合
- 楽天スーパーポイントでチャージしている場合
- 楽天IDでのチャージを設定している場合
など、自分の状況に合わせて利用停止申請ページへと進んでください。